砂浜でテントやタープを設営するにはペグ選びが重要！砂地で抜けにくいペグを紹介！

海辺のキャンプや海水浴などで砂浜にテントやタープを設営するときに一番気にしないといけないのが強い風です。

海岸は海風が吹き、風を遮るものがないのでテントやタープが受ける風量も大きいです。

テントやタープをシッカリと固定して設置しないと、突然の風でテントやポール、ペグが飛んで行って自分自身もそうですが他人にもケガを与えることがあります。

また、高額／お気に入りのテントやタープが風に運ばれて海に流れて無くなると非常にショックですよね！

特にポップアップ式の簡易テントは軽いので、しっかりと固定していないと少しの風でも飛んでいきますので注意が必要です。

この記事では砂地にシッカリと食い込んで、安定したテントやタープの設営が出来るコスパの良いプラスチック素材のペグを他のペグの説明と併せて紹介します。

安価で手に入り、砂地との相性が抜群のプラスチック素材のペグをぜひご購入下さい。テントやタープを気にすることなく海水浴やビーチでの遊びを満喫できると思います。

ペグの種類は？

ペグとは、テントやタープを設営する際に、テントの固定リングやロープを地面に固定するために打ち込む杭のことです。

素材は金属やプラスチックがあり、金属製の鋳造ペグは安定感があり固い地面ににも使え、アルミやプラスチック製のペグは軽量なので持ち運びが楽といった特徴があります。

ピンペグ

設計・形状	テントの付属品に採用されることの多いピン状のペグ
素材	アルミ素材で作られていることが多く、耐久性はやや低め
特徴	細いため抜けやすいが、安価で嵩張らない
性能	石が混ざった固い地面に打ち込むと曲がってしまう事も

ネイルピグ

設計・形状	ヘッド部分がT字に設計
素材	鉄製の商品が多い
特徴	ヘッドが大きいため、地面に打ち込みやすいのが特徴
性能	強度があるため、芝生などの柔らかい地面から、河原の砂利のような硬い地面まで幅広く使える

V字ペグ

設計・形状	先端から見るとV字型の形状
素材	アルミ製のものが多い
特徴	抜けにくいのが特徴で、重ねられるのでコンパクトに収納
性能	整地された芝生や土のサイトに適している

Y字ペグ

設計・形状	先端から見るとY字型の形状
素材	強度の高いジュラルミン製のものもある
特徴	V字型のペグに比べて地面にくい込むので更に抜けにくい
性能	砂利混じりの硬い地面でも使用可能

鍛造ペグ

設計・形状	ハンマーで鋼鉄などを叩いて成型したペグ
素材	鋼鉄など
特徴	型に金属を流し込んで成型する鋳造ペグよりも強度が高く壊れにくい
性能	小石が混じっている硬い地面に打ち込んでも曲がる心配が少ない

鋳造ペグ

設計・形状	溶かした金属の材料をペグの型に流し込み、冷やして固める製造方法で作られる
素材	金属
特徴	簡単な製法で作られているので安価なものが多く、コスパに優れている
性能	強度が高く、硬い地面でもしっかり打ち込むことが可能

プラスティックペグ

設計・形状	一般的には断面がT字型
素材	プラスチックもしくはABS樹脂
特徴	軽量で先端もあまり尖っていないのでケガの危険が少ない
性能	土や砂との接触面が多く付着強度が高いため抜けにくい

ペグ選びが重要な理由は？

ペグには素材や形状、長さなどから打ち込む地面のコンディションによって向き不向きがあります。

ペグの選択を間違うと固い地面や石に邪魔されてペグが打ち込めなかったり、曲がったりします。また、芝生の下が柔らかい場合や砂地ではペグが抜けやすくテントやタープを固定するのに不安が残ったりします。

ワンポールテントの場合は、テントの周辺に打ち込むペグでポールを立たせるので、固い地面でペグが刺さらない、柔らかい地面でペグが直ぐに抜けてしまう様ではテントの設営が出来ません。

タープも同じようにロープを張ってポールを自立させるのでペグが刺さらない、直ぐ抜けるようでは致命的です。

また、地面のコンディションに合わない抜けやすいペグで自立式のテントを設営する場合は、強風でテントが持って行かれることがありますので、安全面も考えてシッカリと地面に刺さり抜けにくいペグを選択して使用する必要があります。

砂地で抜けにくいペグは？

砂地で抜けにくいペグはズバリ、プラスチックペグです！それも断面がT字型で長さが30㎝前後がベストです。

断面がT字型のプラスチックペグは砂地との接地面が多いため摩擦が大きくなり抜けにくいです。

加えて長さが長いと付着強度も高まり、更に抜けにくくなります。

次に抜けにくいのが太めで長さが30㎝前後の鍛造ペグまたは鋳造ペグです。鍛造ペグと鋳造ペグのどちらかを選ぶとすると強度に優れている鍛造ペグになります。

鍛造ペグはオールマイティーですべての地面コンディションにも対応できる優れものですので、タープをお持ちの方には特におススメです。（ただし、テントに使うと30㎝前後は長すぎるという弱点があります。）

注意して欲しいのは、鍛造ペグや鋳造ペグは重くて先が尖っているので、強風でペグごとテントやタープが飛ばされたときに周りの人にケガを与える危険性があります。

十分な距離が確保されている場所での使用と、強い風を感じたらペグからテントの固定リングやタープのロープを外して畳むことをおススメします。

まとめ

ペグには色々な素材や形状と長さがあり、打ち込む地面のコンディションによって使い分ける必要があります。

砂地に適しているペグは断面がT字型で長さ30㎝前後のプラスチックペグです。

プラスチックペグは価格も安価ですし軽くて持ち運びも楽です。

海水浴や浜辺での水遊び、ビーチバレーの休憩場所としてテントやタープを設置する場合にはプラスチックペグで固定するのが最適です。

簡易テントや本格的なテント、タープをお持ちの方は、金属製のペグに加えてプラスチックペグを買い揃えてみては如何でしょうか。

この記事が、砂浜でテントやタープを設営する方のご参考になれば幸いです。