揚げ物料理は美味しいけど、油の準備や片付けが大変なので、家庭で作るのは面倒くさいという方が多いです。
少ない量の油を使って揚げ焼きをするということも出来ますが、温度と時間調整が難しく、焦がしたりと大変です。
そこでこの記事では、油を使わずに手軽に揚げ物を調理できるノンフライヤーについて、簡潔に解説・紹介します。
この記事を読めば、ノンフライヤーの仕組みや、調理の手軽さが分かります。
ノンフライヤーに興味のある方は、実機の写真や、調理した感想などを記載していますので、ぜひ最後まで読んでください。
揚げ物をヘルシーに楽しむノンフライヤーの魅力
ノンフライヤーとは?その基本機能と仕組み
ノンフライヤーは、油で揚げないのでヘルシーで、手軽に揚げ物調理を楽しめる便利な家電です。
ノンフライヤーの多くは、揚げ物だけでなく、ロースト、グリル、温めなおしなどの機能が付いています。
モデルによっては、温度調節機能が付いており、低温調理や発酵も出来ます。
タイマー機能や自動メニュー機能が付いているモデルは、より簡単に調理が出来ます。
ノンフライヤーは、高温の熱風を循環させることで、食材に含まれる油を表面に浮き上がらせて、カリッとした食感に仕上げます。
主に次の4つの仕組みで調理します。
- 1. 熱風の循環
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庫内の上部に設置されたヒーターで熱せられた空気を、強力なファンで高速循環させる
- 2. 食材の加熱
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循環する高温の熱風が、食材を包み込むようにして急速に加熱する
- 3. 油の活用
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加熱によって食材からにじみ出た油は、熱風によって食材の表面を覆い、揚げ物のような食感を生み出す
- 4. 余分な油の排出
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余分な油は、バスケットの底に設けられた溝や穴から下に落とされ、食材から分離される
ノンフライヤーで実現する揚げ物の食感
ノンフライヤーで調理した際の食材の触感は、油で揚げたものと比べると、カリッとした食感が控えめで、しっとりジューシーな仕上がりになる傾向があります。
調理した食材の食感は、主に次の5つ項目で特徴があります。
- 1.カリカリ感
-
油で揚げる場合に比べて、カリカリとした食感は弱い
- 2.しっとり感
-
食材内部の水分が保持されるため、しっとりとした仕上がり
- 3.ジューシーさ
-
油で揚げるほどではありませんが、食材によってはジューシーさを感じる
- 4.パサつき
-
油分が少ないため、淡白な味わいになりやすく、パサつきを感じることがある
- 5.焼きムラ
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食材の置き場所によっては、焼きムラができることがある
家庭用ノンフライヤーのおすすめメーカー
家庭用ノンフライヤーのおすすめメーカーは、COSORI、山善、レコルト、BRUNOなどです。
おすすめメーカー | 特徴 |
---|---|
COSORI | 特に人気が高く、様々な容量や機能のモデルを展開 |
山善 | シンプルな操作性と手頃な価格が魅力 |
レコルト | コンパクトでデザイン性の高いモデルが人気 |
BRUNO | おしゃれなデザインと多機能性が特徴 |
ノンフライヤーとオーブンの違いと選び方
フライヤーは、油で揚げたようなカリッとした食感を、少ない油や油なしで実現できます。
一方、オーブンは、ケーキやパンなど、じっくりと火を通す調理や、一度に多くの量を調理するのに適しています。
ノンフライヤー | オーブン | |
---|---|---|
特徴 | ・油で揚げたようなカリッとした食感に仕上がる ・ヘルシーで油の後処理も楽ちん ・手軽に揚げ物や温め直しができる | ・ケーキやパンなど、じっくりと火を通す調理に適す ・一度にたくさんの量を調理できる ・調理に時間がかかる場合あり ・油を多く使う調理も可能 |
得意な調理 | ・唐揚げ ・ポテトフライ ・グリルチキン ・焼き野菜 ・温め直し | ・ケーキ ・パン ・グラタン ・ローストチキン ・ピザ |
選び方 | ・1人暮らしや少人数家族なら容量2L程度 ・ファミリー向けなら3L以上の大容量 | ・家族構成や調理頻度に合わせて容量を選ぶ ・多機能なもの(グリル機能、スチーム機能など) |
ノンフライヤーのデメリットと対策
ノンフライヤーのメリット・デメリット
ノンフライヤーは、ヘルシーな揚げ物が手間いらずで作れる反面で、調理時間が掛かる、食感が気になるなどのデメッリトがあります。
メリット
- 油の使用量を大幅に減らせるため、カロリーを抑え、ヘルシーな揚げ物料理が楽しめる
- 油の処理の手間が省け、キッチンの油汚れも軽減される
- 高温の油を使わないため、火傷のリスクが低減し、安全に調理できる
- 一定の温度で自動調理できるため、他の家事をしながらでも調理できる
- 揚げ物だけでなく、焼き料理や温め直しなど、様々な料理に使える
デメリット
- 少量調理には向いているが、一度に大量に調理するには時間がかかる場合がある
- 油で揚げたものと比べると、食感やジューシーさが異なる場合がある
- 一般的に、電気フライヤーよりも高価なモデルが多い
- ある程度の大きさがあるため、設置場所を確保する必要がある
- 食材によっては、少量の油を使った方が美味しく仕上がる
デメリットに対する対策
ノンフライヤーのデメッリトを理解して対策を行えば、より手軽に美味しい料理を作ることが出来ます。
デメリット | 対策 |
---|---|
調理時間がかかる | ・事前に予熱をする ・食材を小さくカットや薄切りにする |
揚げ物感が足りない | ・油を少量使用 ・パン粉をまぶす際に油を少量加える ・食材に下味をしっかり付ける |
衣付きの調理が難しい | ・鶏肉などに衣を付ける場合に片栗粉を多めや、衣を二度付けする ・スプレーなどで油を少量使用 |
食材によっては焦げ付きやすい | ・こまめに様子を見て火力を調整 ・調理時間を短縮 |
ノンフライヤーの実際の使用感は?
ノンフライヤーで人気の高いメーカー『COSORI』の多機能ノンフライヤーCAF-501の使用感を紹介します。

まずは、ノンフライヤーの大きさ(幅 30.7㎝×奥行 27.4㎝×高さ36.5㎝)に驚きました。
大容量の4.7Lでかなりのスペースを取るので、収納場所や置き場所を確保する必要があります。
一台8役をこなす、多機能なので調理の幅も広がります。
- 電気フライヤー
- オーブン
- トースター
- 電子レンジ
- グリル
- フライパン
- 解凍
- 温め直し
鶏肉の唐揚げを作ってみた!
鶏むね肉を一口大にカットして、唐揚げ粉をまぶして調理して見ました。
予熱も早く、ノンフライヤーのバスケットに鶏肉を並べて、機能を選択、ボタンを押すと調理スタートと、とても簡単です。

最初は油なしで調理して見ましたが、パサつきがあり、食感があまり良くありませんでした。
2回目は、唐揚げ粉をまぶした鶏むね肉に油をスプレーして調理しましたが、良い食感で美味しく戴きました。


間隔を空けて鶏肉を並べるのがポイント!


出来上がりは縮んでシッカリと揚がってます!


見た目、食感、味も最高でした!


オイルスプレーは優れもの!
パンを焼いてみた!
発酵したパン生地を成型したものを、ノンフライヤーのバスケットに並べて調理スタートです。


8個のパンが綺麗に焼き上がりました!


美妙な見栄えですが、パンの上にあるのはチーズです!


パンの中もふっくらとして、美味しかったよ!
お手入れ楽ちん!
ノンフライヤー本体から、バスケットを取り外して丸洗いできるので超楽ちんです。


まとめ
ノンフライヤーは、油を使わずに高温の熱風を循環させて食材を加熱し、揚げ物のような調理ができる家電です。
簡単に油の少ないヘルシーな揚げ物や、パンなどの調理も出来る優れものです。
健康を気にしている方には、おススメの調理器具です。
この記事が、ノンフライヤーの購入を検討されている方のご参考となれば幸いです。






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