バリ島旅行を検討中の方、ガイドブックの情報だけで大丈夫ですか?
素敵なレストラン、食事、宿泊施設、お土産などがガイドブックでは紹介されています。
ガイドブックに足りないのは、リアルな交通事情やトイレ事情などだと思います。
この記事では、実際のバリ島旅行でのリアルな経験を基に、良かったことや、失敗したことを紹介します。
旅行プランと予算
航空券と宿泊先の手配
航空券や宿泊先などの手配は、旅行会社のHIS(エイチ・アイ・エス)で行いました。
11月1日から3泊5日の旅行で、福岡空港発の航空券やホテル、現地のチャーターカーなどを手配して貰いました。
利用した航空会社は、安心・安全のシンガポール航空で、座席はエコノミークラスでしたが、快適に過ごせました。
ホテルは紹介のあった中の下から2番目に安いところを選びましたが、フロントの対応も良くとても満足の行くホテルでした。
安心のための保険付保
海外で病気やケガを負った場合の損害保険と、急な出来事で旅行に行けなくなった場合のキャンセル保険の手配も、HISで行いました。
予算
旅行代金や税金・保険などに支払った一人分の金額は次の通りです。
種別 | 金額 |
---|---|
旅行代金(シンガポール航空利用デンパサール5日間) | 161,000円 |
インドネシア出入国税等 | 4,500円 |
国際観光旅行税 | 1,000円 |
福岡空港施設使用料 | 980円 |
観光ビザ | 1,545円 |
観光税 | 5,245円 |
海外損害保険 | 6,650円 |
キャンセル保険 | 1,500円 |
合計 | 182,420円 |
※現地で支払った観光ビザと観光税は、クレジットカードから引き落とされた日本円の金額です。
入国前後に必要な手続き
インドネシア(バリ島)入国に必要な手続きは、観光ビザ取得、健康申告、関税申告、観光税の支払いの4つがあります。
入国前に手続きが必要ですが、観光税は入国後でも可能です。
手続き | 内容 | タイミング |
---|---|---|
観光ビザ | ・バリ島観光目的で入国する場合、30日以内の滞在でも観光ビザ(VOA)が必要 ・VOAは現地で取得する方法と、オンラインで現地到着前に取得する(e-VOA)方法がある | 入国前 |
健康申告 | ・2024年8月よりエムポックス(サル痘)感染予防のため、海外から入国するすべての旅行者に健康報告(Satu Sehat Health Pass)の提出を義務付け ・健康報告の登録はオンラインで行い、登録が完了するとQRコードが配布される | 入国前 |
税関申告 | ・インドネシア入国時の税関申告書は、全面的に電子化(e-CD)となっている ・税関申告は、事前に申請した情報で取得したQRコードを税関職員に提示 | 入国前 |
観光税 | ・2024年2月14日より、バリ島に渡航する外国人観光客に対し観光税(入島税)を徴収する ・バリ島到着時に空港で支払う方法と、事前にオンラインで支払う方法がある | 入国前または後 |
2024年11月時点の情報です!
気になるトイレ事情
トイレットペーパーが無い!
デンパサール空港やホテルには、ロール式の柔らかいトイレットペーパーが備え付けられています。
でも、訪れた観光地やコンビニのトイレには、トイレットペーパーがありませんでした。
ウォシュレットを見かけない!
日本で当たり前のウォシュレットは、ありませんでしたが、東南アジア特有の謎のホースがトイレの傍にあります。
このホースは、おしりを洗うのに使うようですが、使う勇気はありませんでした。
コンビニのトイレを利用したのですが、このホースでおしりを洗った水で、便座が濡れて便器周りは水浸しの状態です。
水に流せるポケットティッシュを携帯していたので、辛うじて用を足すことが出来ました。
水に流せるポケットティッシュの携帯は必須です!
携帯ハンディーシャワーが便利!
ウォシュレット派のはこフグは、旅行前に携帯ハンディシャワーを購入し、バリ島へ持って行きました。
ホテルのトイレでしか使用しませんでしたが、使用感はとても良かったです。
満タンの水で、1回分は十分足ります。
ウォシュレット派にはおススメです!
大事な移動手段
現地の移動手段は、タクシーやGrab配車サービスなどがあります。
タクシーはぼったくりや、渋滞などの交通状態で料金が高くなるリスクがあるので、Grabを活用しました。
Grabは車の他にオートバイがあり、ヘルメットを被ってドライバーの後ろシートに座って乗るといった形です。
Grabのオートバイは、渋滞の中を縫って軽快に進めて車よりも早く目的地に着くからと思いますが、多くの利用者を見かけました。
Grabオートバイに乗るには、ヘルメットを被る必要があります。
はこフグは、蒸し暑い現地で誰が被ったかわからないヘルメットを被ることに抵抗があり、移動手段から外しました。
空港出口付近はタクシーの呼び込みが沢山いるので、目を合わさないように!
Grabが大活用!
Grab(グラブ)は、東南アジア8か国700以上の都市まで利用できる配車アプリです。
配車サービスの他に、フードデリバリーや宅配サービスなど様々なサービスを提供しています。
料金が事前確定となっているので、料金トラブルもなく安心して利用することが出来ました。
行きたい場所と乗車場所を指定すると、近くにいるドライバーの候補と料金がアプリに表示されます。
料金の安い順番に表示されるので、その中から選んでタップするだけなのでとても簡単です。
目的地に向かう時に混雑回避の為に有料道路を使う場合は、ドライバーが事前に相談して来ますので対応としては親切です。
有料道路料金は、事前確定料金には含まれていないので、別請求でクレジットカードから支払われました。
Grabアプリも充実しており、チャットは日本語でもOKです。
アプリ内のメッセージには自動翻訳機能がついており、利用者とドライバーの言語を自動で相互変換してくれます。
チャーターカー
HISで日本語が出来るガイド付きのチャーターカーを準備して貰いました。
8時間と12時間のチャーターを2日使用しましたが、観光案内は勿論のこと、現地の生活習慣や状況なども聞けてとても有意義な時間を過ごせました。
道路・交通の状況
渋滞
バリ滞在中の移動は全て車でしたが、毎日渋滞に巻き込まれるといった状態でした。
クタビーチ近くのホテルを拠点に観光を行ったこともあり、特にクタビーチ周辺の大渋滞に悩まされました。
初日:デンパサール国際空港到着→ホテル
移動手段 | Grab配車サービス |
状態 | 大渋滞 |
距離 | 4.75km |
利用時刻 | 20:40~21:43 |
所要時間 | 1時間3分 |
料金 | RP124,100 |
2日目:タナロット寺院→ホテル
移動手段 | チャーターカー |
状態 | 大渋滞 |
距離 | 20㎞ |
利用時刻 | 21:00~23:00 |
所要時間 | 2時間00分 |
料金 | ー |
ケチャックダンスは、ストーリーがあり楽しめました!
3日目:クロボカン→ホテル
移動手段 | Grab配車サービス |
状態 | 大渋滞 |
距離 | 7.73km |
利用時刻 | 21:52~23:36 |
所要時間 | 1時間44分 |
料金 | RP87,000 |
4日目:ウブド王宮&ウブド市場→デンパサール国際空港
移動手段 | チャーターカー |
状態 | 渋滞 |
距離 | 37㎞ |
利用時刻 | 16:00~18:30 |
所要時間 | 2時間30分 |
料金 | ー |
出発前には必ずトイレを済ますことをおススメします。渋滞の中で、トイレに行きたくなりドライバーにお願い、身動きが取れず漏らしそうでした。
オートバイが多すぎ!
スクーターを中心とした、125㏄クラスと思われるオートバイが、驚くほど多かったです。
道路を走っている台数も多いのですが、クタビーチの道路沿いに駐車されている台数も、半端ないほど多いです。
オートバイの2乗りやノーヘルメットは当たり前で、小さい子供を載せた3人乗りも多く見ました。
写真左はクタビーチ側ですが、オートバイの駐車台数がメッチャ多い!
横断歩道は殆どない!?
バリ島で移動した範囲では、殆ど横断歩道を見かけませんでした。
クタビーチ沿いの片側通行(2車線)は、車とオートバイの通りも多い場所ですが、横断歩道が無いので思い切って渡る勇気が必要です。
現地の人は、手の平を開いて車に向けて腕を伸ばして(Mr.マリックのハンドパワー?)、車やオートバイを止めながら間を縫って渡ります。
ガイドさんは、Mr.マリックのハンドパワーと言ってました。古っ!
宿泊場所
ホテルは、トライブ バリ クタビーチ(Tribe Bali Kuta Beach)を利用しました。
夕日のスポットとして有名なクタビーチに徒歩数分の位置にあり、ングラ・ライ国際空港からは車で約20分のロケーションです。
ホテルからビーチウォーク・ショッピングモールまで徒歩圏内ですし、ファッションや雑貨などのお店が軒を連ねる「ジャランレギャン通り」へも歩いて行けます。
クタビーチ周辺のホテルに宿泊するメリットは、ビーチに近い事ですが、常に渋滞に遭うというデメリットがあります。
タクシーや、Grab配車サービスを利用して、ホテルに行く(戻る)ときには、クタビーチの通りに入る手前や、一つ内陸側の道路で降りて歩くのが正解です。
インドネシア料理はおいしいが...
インドネシアの有名・伝統料理には、ナシゴレンやミーゴレン、ナシチャンプル、サテなどがあります。
インドネシア料理は一般的に辛いと言われていますが、辛味を抑えた料理もあります。
南国の暑い中で食べる、香辛料の効いたスパイシーな料理は最高です。
注意しないといけないのが、ジュースなどで氷を入れて提供される飲料です。
果汁を絞った100%のジュースや瓶や缶に入った状態の飲料はお腹を壊すことが少ないですが、これに氷が入ると製氷に使う水の質によっては、お腹を悪くします。
氷の入ったジュースを飲んだのが原因?、Grabでの移動中にコンビニのトイレに行く破目に...しかも、大渋滞で我慢の限界でした!
慣れない気温と湿気
旅行中(11/1~11/4)の日中の気温はは38℃前後と高く、湿気が多く蒸し暑くて汗をかくといった状態でした。
ショッピングモールは、冷房が効いて少し寒いくらいだったので、軽く羽織れるものを携帯して使うなど、体調管理には気を使いました。
汗をかくので着替えは多めに持って行った方が良いです!
替えが足りずに現地で調達しました。
英語は通じる!?
ショッピングモールや、コンビニ、お土産店などでは英語が通じましたが、インドネシア特有の発音なのか、少し聞き取りづらい英語でした。
Grabは英語を流暢に話せるドライバーが多く、渋滞時の長い乗車時間でも何とか間を持たすことが出来ました。
ウブド市場では、値下げ交渉が醍醐味ですが、英語が通じているか分からない様な店もありました。
交渉に入ると直ぐに電卓を渡され、希望の金額を入れるようにジェスチャーされるといった具合です。
英語について記載しましたが、会話したのは旦那さまですが...
はこフグは、Google翻訳でやり取りしました。
治安は大丈夫?
はこフグが行動した範囲では、治安が悪いといった感じは受けませんでした!
夜の11時頃にクタビーチで行われていたフェスティバルをはこフグ、旦那さま、娘の3人で見に行きましたが、特に危険を感じるような雰囲気はありませんでした。
でも、5~6人の男性がかたまって座って、アルコールを片手に煙草を吸いながら話しているところは、少し神経を尖らせて通過しました。
煙草を吸う人が多く、歩きたばこは当たり前なので、たばこの火に触れないように注意が必要です。
あっちこっちで、煙草を吸っている人が多いので、雰囲気は良くは無いですね!
お土産を探してぶらっと散策した「ジャランレギャン通り」は、奥まった場所にも土産店があり、奥に入るほど暗くて人も少なく、少し不安にはなりました。
まとめ
バリ島は観光スポットが多く、また、海も綺麗ですので、ぜひ一度は訪れてみて下さい。
注意して計画して欲しいのは、渋滞に遭うとかなりの時間を浪費してしまいます。
滞在するホテルの立地場所、曜日や観光で移動する時間帯などを十分に検討して置くことをおススメします。
ホテル、ショッピングモール、大きな土産店、Grabなどは英語が通じます。 単語だけでも概ね通じますし、Google翻訳でのやり取りも可能です。
移動手段は、最初に支払額を固定できるGrabが便利でおススメです。
事前に、行き先を指定するので、特に会話をしなくても目的地についてそのまま車から降りるだけです。
今回の旅行では、治安が悪いとは特に感じませんでしたが、日本と同じで場所によると思いますので、十分に注意をしてください。
この記事が、バリ島旅行を検討中の方のご参考となれば幸いです。
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